第2回日産スタジアム駅伝大会 結果とレースのレポートなど

駅伝前は所用でなにかと忙しく駅伝後は燃え尽きてすっかりご無沙汰となってしまった。とりあえず結果から。


距離:22.1km
タイム:1時間33分53秒(1キロ4分24秒ペース)
順位:41位/185チーム


初めての駅伝にしては上出来。否、上出来どころか思いもよらない好成績なのであった。1区を32分台で走った弾丸ランナーI君の貯金を残る3人が守りきるという作戦が完璧に遂行された。


前回の神奈川マラソンと同じ轍を踏まぬよう8時20分には車で到着。車庫がまだガラガラであるのをみて早く到着しすぎたかと不安になったが、西ゲートに回り込み受付に向かうにつれ人が増え、受付を済ませた8時半には既に黒山の人だかりであった。


今まで配布されてきたゼッケンはふつうの厚紙で作られた質素なものであったが、この大会で配布されるゼッケンは和紙のような上質で強靭なものが使用されていた。自分のような駆け出しの市民ランナーはたったこれだけのことでもやる気がでる。


上の階にあるランニングができるスペースで各々ウォーミングアップやストレッチを行い出番を待つ。1区のランナーのみ呼び出しと集合があり1キロのタイム順ごとに整列させられる。その後に続くランナーは各自の判断でタスキ受け渡し場所へ向かう必要がある。中には自分のスタートをど忘れし、30分以上タスキを渡せなかったという気の毒なチームもあったようだがこればかりは自己責任としかいいようがない。


タスキの受け渡しで若干つまずき、レース後、前走のT君に「アピールが足りない」と怒られた。どうも自分は毎回誰かに怒られる。間が抜けているのだろう。


走り出しは下り坂。ここですっ飛ばしてしまうとあとがつらい。事実、自分もここで明らかにオーバーペースの数人に抜かれたがレース半ばで抜き返すことができた。下り坂が終わると平坦な道が続く。ここは要注意で下り坂のペースのままでここを行ってしまうと向かい風に体力を奪い取られてしまう。


ここでペースメーカーの人を見つけて5分ほど併走するも、キロ4分を切るペースで進むこの人に全くついていくことができず次なるペースメーカーを探すことに。このコースは風が大敵ゆえ風よけのためにもペースメーカーは必須なのである。


次なるペースメーカーの人にはひき離されないよう必死で食らいつく。残り2キロの標識が見えたときにはいつものごとくグダグダな状態。にも関わらずペースアップを図る知略に長けたペースメーカの人。おかげさまで残り1キロの地点でリタイアを考え始める。そして、このあたりで優勝チームのアンカーの人が、われわれをごぼう抜きにしていった。驚異的な走りにゲンナリした。


競技場に入る手前で既にスカスカな残存体力を計測し、トラック半ばでスパートをかけることにした。ほとんどのランナーはトラックに入ると同時にスパートをしていたが、よほどの体力自慢でもない限りこれは無謀といえる。競技場内に入ってからのトラックは案外長いのだ。


忍びなかったが最後のスパートでペースメーカーの人も抜かせてもらい無事タスキをつないだ。足はともかく心肺機能が限界で15分ほど動くことができずぶっ倒れていた。横を見るとペースメーカーの人も倒れていた。お礼を言いたかったが怒られそうなのでやめておいた。結局1キロ4分12秒で走ったことになる。




今後の課題とか

今回は望外の成績を残せ、忙しい中参加してくれたチームメイトに感謝感謝だ。チームとしてはチームリーダーである自分が常に空回りという以外にこれといって課題はみつからない。自分自身の課題としては短距離レースの前は短距離の練習をしておくこと、である。わかってはいたことだが、長距離ランニングの楽しさから抜けきれず短い距離での全力走とタイム計測を一度も行わなかったのは反省すべき点である。


そして今回も「よくやったリーダー」「リーダーのおかげだ」などの言葉は一切聞こえてこなかった。それどころかずっと怒られ愚痴られていたような気がする。これが人徳というやつなのであろう。これは反省してもどうにもならないので一切反省はしない。


また、自分たちが思ってもいなかったような走りができたということで多少ひいき目もあるかもしれないが、大会の雰囲気は非常によかったと思う。委員の人たちも強面ながらきびきびした指示をとばしていた。前回大会ではなされなかったらしいタスキ受け渡し時の「番号点呼」もしっかりなされていて安心して任せられた。運営委員にはお年の方が多く物言いがきつかったり怒号や罵声に近い言葉も飛び交っていたが安全な運営のためにはそれもやむなしであろう。


最後になってしまったが、人数分のおにぎりを作ってくれたり荷物番など裏方のサポートをしてくれた遅い人こと相棒さんにも感謝感謝です。来年は女子部を結成し出場できることを期待してしてます。