富士の国やまなし 第10回Mt.富士ヒルクライムの軽量化と準備、経過、感想、反省と総括とその他いろいろ

全身が筋肉痛のためトレーニングは完全にお休みしてます。本来トレーニングにあてていた時間を利用して、久しぶりにいろいろ書いてみました。


軽量化
今回はレース直前まで脚の疲れ、ダルさが取りきれなかったため、軽量化に力を入れてみました。


1、各種メーター類をすべて取り外し
2、シートポストの切断
3、BBの交換


その結果、6.725kgまで減量できました。(計測会での一コマです。左列、下から3番目)


それにしても4kg台とか・・なんなのでしょうかこれは・・。


アップライト用に交換していたステムをデダゼロのままでいけば6.6kg台も可能だったはずです。


現在も、シフターが105のままなのでこれをduraに換える、1000g切りのホイールの投入、などの軽量化構想を練っています。


しかし、そんなことをしてみても、いくらあがこうとも、フレームは重量級のカルマ君なわけでありまして、自虐的になっているわけでもありませんが、焼け石に水というやつですしょう。


「軽量化」や「フレームの交換(自転車買い換え)」これらについては近日中、多元的に検討したことを書いてみるつもりです。


温泉とサウナについて
夕飯前に1回(1時間)サウナ3回。夕飯後に1回(2時間)、サウナ6回。


体重の変遷:(昼食後)58.2kg→(1回目の入浴後)57.2kg→(夕飯直後)58.0kg→(2回目の入浴後)→56.2kg


サウナ後はたっぷりと水分をとったのでレース直前は57〜57.5kg程度でしょうか。


睡眠時間について
周囲が騒々しく、なかなか寝付けず。実質3時間くらい。


レース前の食べ物について
前日昼:ホテル近くのジョリーパスタで豚肉おろしポン酢パスタ、ピザマルゲリータ、シーザーサラダ、ライスボール。


前日夜:豚肉入りのサラダ+ふつうのサラダ。


レース当日朝:菓子パン(あんパンとクラッシュチョコ入りのクリームパン)


レース中の飲み物について
ドリンクはボトル半分と少し。主成分はホテル近くの100円ショップで購入したスポーツドリンク。それにアミノサプリ3600を3本、ドバドバっと。


スタート1時間前にアミノサプリ1本、スタート10分前に1本、もらいもののパワーゼリー、アミノゼリーをそれぞれ一個ずつ。


→ほぼすべて飲みきり、ハンガーノックもなし。


起床〜スタート地点〜スタートまで
AM4時15分目覚ましセットで実際の起床時刻は4時半。菓子パン食べて着替えてスタート地点へ。


北麓公園まで10分ジャスト。昨年は10分40秒。昨年より早いけど、なにかの間違いじゃなかろうかというほど脚はダルダル。すごくイヤ〜な感じでした。


会場到着は5時10分。人影はまばらでしたが、あえて先頭から4列目くらいを確保しました。スタート地点移動時にも後ろに下がり、結局10列目あたりからのスタートとなりました。脚が重いので、弱気モード全開です。


スタート地点ではひたすらストレッチ。しゃべってる間もストレッチ。ずーっとストレッチ。レース20分前までストレッチやってました。


レースの進め方
前半、1号目付近はきついので、早い人たちのペースに巻き込まれないよう、とにかく抑え気味にいきました。ここらへんは何度か地獄をみたおかげでトラウマ的学習をしたようです。


適当な人のうしろについてその人がタレてきたら別の人に乗り換えて、というのを繰り返しました。


今回は軽量化のため、メーター類はすべて取っ払っていました。したがって、ペース配分は感覚のみが頼りで、これが自分が想定していた以上にきつかったです。


10km付近で昨年よりだいぶきつい感じがして少しペースダウンさせました。


抜いて抜かれてをしつつ、気がつくとほぼ同じ集団で走っていました。レース巧者な人たちがそろっていたようでけっこう長い時間ひかされ、いいペースメーカーになっていたようです。


中盤から後半にさしかかっても、心肺にはだいぶ余裕がありました。しかし、脚がだるく重い・・。いつ"つる"かわかったもんじゃない、と相変わらずビビりながら踏んでいました。


平地に入る前の坂でいったん集団から抜けだすことに成功したのですが、いかんせんこちとらフロントシングル。


トレインを作って前に追いつく方が得策と考え、後ろが追いついてくるのを待ち、そのまま塊になって突き進み、前をいく小集団をいくつか吸収しラストの坂。


ここでトラブル。坂道に入ったとたん集団が仲良くそろって壮絶なペースダウン。そのペースダウンのしかたが、自分が所期していたものと相当な誤差があり、前方をふさがれる形となりました。ブレーキも間に合わず、前の方にハスってしまいました。


すわ落車かとチビりましたが、どうにか体勢をたて直し、前の方に謝罪し事なきをえました。タイムロスは数秒程度のはずです。


ゴール前の声援(とりわけ「ラストだぞ!踏めよコノヤロー!!」みたいな声援。あれは効いたな・・。)に励まされフラフラでゴールしました。


レース後は大の字にぶっ倒れてそのまま30分くらい起きあがれませんでした。


アミノ酸のいい匂いがしたのか、全身をアリさんにたかられながら、目の前にいるNHK取材クルーのインタビューを今か今かと待っていたのですが、アリさんにはカマッテもらえても、そちらには全くカマッテもらえませんでした。(「皆が勝者ですよね」などの気の利いたコメントまで用意していたのだが・・。)


おちついてから山荘でご飯を食べ、最終下山がはじまるまでくっちゃべったり眠ったりしてました。


反省と課題
メーターを類をすべて取っ払い、感覚だけを頼りに登ったはじめてのレースとなりました。

ペース配分も展開のさせ方も今までの経験だけで乗り切り、帳尻合わせを行いました。


パワー値などの基礎体力は昨年を大きく上回っているため、頭を使い、もう少しうまいこと立ち回ることをしていれば75分は楽に切れたでしょう。(パワー値からはじき出した事前予想タイムは72〜73分でした)


しかし、そもそものその頭が足りてない上、足りてない頭を補完する役割を担うメーター類もないものだから、うまく立ち回るどころではありませんでした。自滅と言えば自滅ですが、これはこれでいい経験となりました。


また、前夜の「特攻・サウナダイエット」、一晩で2kg減量、この行為の是非については判然としません。
#温泉ダイエットをやるべきではないのは経験則として請け合うことができます。詳しくは一昨年あたりの乗鞍をご覧ください。


サウナダイエットがもたらす人体の影響に関しての科学的なエビデンスがほしいところです。


しかし、致命傷というか、すべての元凶となったのは「脚のダルさ」です。これは昨年のツールド・草津においても生じた現象で、そのときもメタメタな成績でした。


この現象に対しての有効な手だてとして現在思いつくものは、恒常的なストレッチとレース直前の練習強度の上手な(適切な)落としかたのみです。いろいろと考え、工夫してみるつもりです。


最後になりますが、今回もいろいろな人たちに応援していただき感謝感謝です。一人ではここまでこられませんでした。家族やら友人・仲間やらに改めて感謝します。